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アルミ製配線処理板
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名称 | アルミ製配線処理板 |
用途 | 車両内の制御機器配線 |
業界 | 新幹線・鉄道 |
材質 | アルミニウム | A5083 |
板厚 | 3mm |
寸法 | 1800×800×200 |
溶接 | TIG溶接 | リベット締結 |
スポット溶接 |
加工方法 | レーザー加工・曲げ加工 |
表面処理 | なし |
その他 | ― |
このアルミニウムA5083を使用したパネルは、新幹線内に取り付ける機器を取り付け、後々のメンテナンスのことを考慮して配線ができるように設計された、配線処理板と呼ばれるパネルです。工場などで見られる制御盤も同様の目的で製作されることもありますが、新幹線という限られたスペースで多くの機器・配線を行う必要があるため、背の高いパネルに各種機器を取り付ける形状となっています。
当社では、レーザー加工機で抜き加工を行った後、曲げ加工を行い、機器を取り付ける部分の取付金などをTIG溶接やリベット締結で取り付けています(機器や配線などは行っていません)。こうしたパネルには同仕様で鉄製のものもありますが、この配線処理板は新幹線に搭載されるため、軽量化を目的としてアルミが採用されています。
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