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船舶用配電BOX

名称船舶用配電BOX
用途配電盤BOX
業界船舶
材質アルミA6063S-T5
板厚6mm
寸法1,100×1,750×460mm
溶接MIG溶接連続溶接
スポット溶接
加工方法レーザー加工、曲げ加工、鋸盤、プレス加工
表面処理
その他圧入ナットを使用

この製品は、船舶に搭載されるアルミ製の配電盤です。船舶や車両などに搭載される製缶板金・精密板金の製品は、より強固でより軽量なものが求められるため、アルミを用いたものが採用されるケースが増えています。
このアルミ製の船舶用配電盤BOXは、このBOXに組み入れる配電盤との取り合いが重要なため、厳しい寸法精度が求められます。従って、他のアルミ製の製缶板金の製品よりも溶接縮みをどのくらい見積もっておくかが重要な問題となります。アルミ溶接・板金加工を長年手掛けてきたアコオ機工では、これまでの経験値からある程度は見積もることができますが、その製品毎の部品の取り合いや干渉具合から、計算どおりにはなかなか寸法が合いません。このような事態に備えて、配電盤の機器を取り付ける穴は溶接・組立の後に行います。
また、アルミ板の曲げ加工を行う際、他のステンレスなどの材質と大きく違う点は、アルミは曲げると割れが生じやすい、という点です。従って、通常曲げ加工を行う際には、割れが生じないように大きく曲げる(R形状の曲げる)ことを行います。これは逆に、例えば箱形状の板金製品をアルミの板を曲げて製作したものは、内側に大きなRが存在するので、この箱の中にぴったりと納まるような四角いものは嵌らない、ということになります。外側の箱に対して内側に入れるものに余裕がある場合は問題になりませんが、今回のような船舶に搭載するようなスペースが限られた環境に設置するものは、スペースを多くとってしまいムダが生じてしまいます。
このようなアルミ特有の曲げRが大きいという問題に対して、アルミ製缶板金 VA・VE.comを運営するアコオ機工では、機器を設置する配電盤BOXの内側にはピン角を出すことができるよう、アルミ板の曲げ加工品を使用するのではなく、型材を使用しています。こうすることで限られたスペースを有効活用することが可能となります。こうしたアルミの型材は、市販されているものは等辺のものが基準なので、今回のケースのように片方を短くする場合は、市販品をアルミ専用の丸鋸で切断して使用します。なお、こうしたアルミ押出材は、量があれば金型を起こして対応することが可能です。アルミを使った製缶板金製品を設計する際には、板材や押出材など様々な材料から選択できるメリットを最大限に活用することで、品質の向上とコストダウンを両立させることができるのです。

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